『生き展』開催にあたっての想い
2024年の3月、
人生で初めての個展を大阪にて開催しました。
イラストの活動を始めて12年の月日がたった頃に、
私は”個展をしたい“という私の夢を叶えました。
それまでたくさん自分のできない理由を作り上げて生きてきた私が
長年の夢を叶えるのだから、またさらにここから変化が起きて
大きなターニングポイントになるんじゃないかと期待していました。
そんな期待だけが先走り
個展が終わっても現実は何も変わらなかった。
ただ気付けたことは、たくさんの方に応援していただき
私は愛されてるんだということでした。
けれどその後、何も行動に移さなかった。
したい事がわからなかった。そんな自分に意気消沈もした。
そして数ヶ月が過ぎ、
今度は東京で個展を決めました。
今回の個展開催は私自身に何か期待したわけではなく、
ただ愛されていることを知った私が、
誰にも言えない苦しいこととか、悲しいこととか、
嬉しいこととか、生きてたらいっぱいあるけど、
それでも生きてんじゃん!それだけでいいじゃん!
というシンプルな気持ちで開催を決めました。
そこでつけたタイトルが『生き展』
そんな中突然、鹿児島の知覧と鹿屋に行く機会をいただきました。
第二次世界大戦中にたくさんの特攻隊たちが飛び立った場所。
そこへ行って、わたしが感じたこと。
私たちは“やっぱり愛されて生きている"ということ。
両親や、兄弟、大切な人、それだけじゃない。
おじいちゃんおばちゃん、両親…その両親…
そして血も繋がっていないあの頃を生きた人たち。
たくさんの人が大切な人を想い、生きていきたからこそ
今私がこの時代に生きている。
ただただ嬉しい。生きてる事が嬉しい。
私の大好きな絵が描けて嬉しい。見てもらえて嬉しい。
私の大好きな絵を見て、
誰かがしあわせな気持ちになったらもっと嬉しい。
生まれて来れて、この時代にあなたに出会えて嬉しい。
そうか、何か行動を起こすことに意味なんてなくていいんだ。
きっと意味なんて、後からついてくる。
まずは動いてみる。ただ、それだけ。
そんな私が描くカワイイが、きっと世の中を良くしちゃう。
Special Thanks!!